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LESSON2 「そろこ流」エコな住まいのポイントとは

こんにちは、そろこです。
家づくりレッスン2回目は、「女性目線のエコな家づくり」について。

今、どこもエコばやり。太陽光発電や燃料電池や、非常時でも自家発電できる先進エコなど、
いろいろ話題になっています。その一方で、私たちの暮らしそのものを見直し、
自然の力を最大限に利用した、パッシブでスローなエコな住まいも見直されつつあります。
そこで今日は、私たちそろこ世代にフィットするエコとはどんな住まいなのか。
女性専門家の村上有紀さんに、家づくり会社で実現できる、
ナチュラルでエコな住まいのポイントについて聞いてみました!

そろこ

今日のLessonの先生

JHOP 戸建ライフナビ 女性専門家
暮らしと住まいの「育ち」研究室 × 村上建築設計室 主宰 二級建築士
村上 有紀(むらかみ ゆき)さん

ご主人と村上建築設計室を運営し、子育て家族を中心とした住宅等の設計に携わる。
家づくりをはじめる前に住まい手が暮らしづくりをすることの大切さを実感し、
暮らし設計のサポートも。家事セラピスト資格をもつママ建築家。

http://www.suma-soda.net       http://www.murakami-design.com/

まずは自然を最大限活用した家づくりをめざそう

そろこさんは「エコな住宅」と聞いて、何を思い浮かべますか? いま話題の太陽光発電? 太陽熱システム?また新しいスマートハウスのようなものでしょうか?

確かにそれらも新しいエコ住宅の形ですが、本来住まいのエコってそんな特別なところにあるものばかりではありません。たとえば太陽光発電、熱ソーラー、燃料電池や蓄電池といった、機械や設備を積極的に活用するエコを「アクティブハウス」「アクティブソーラー」などといいますが、それに対し、太陽の光や風などの自然エネルギーを上手に取り入れた「パッシブハウス」「パッシブエコ」の形も見直されつつあります。

戸建を建てようと考えているそろこさんたちにはまず、この「パッシブハウス」の基本形について知っていただきたいと思います。パッシブな家づくりの基本形だけ押さえてあれば、そこにアクティブエコを追加することもできますし、さらなる光熱費の削減やプラスマイナスゼロを狙っていくのも可能ですから・・・。

そろこ流エコな戸建づくり 5つのポイント

まず忘れてはいけないのは、「家づくりのエコ」は敷地選びの段階からスタートしているということ。敷地条件にあわせて建物の配置や向き、間取りの工夫や窓の配置などを考慮することで、「夏すずしく冬あたたかい」住まいがスタート時点で近づきます。言い換えれば、マンションや建売住宅と違い、この敷地条件によって最適なカタチを自らの意思で導き出せるのは、戸建注文住宅だからこその魅力です。

敷地が決まったら家づくり。そろこ流の「自然体なエコな家づくり」にはどんな工夫をすればよいか、5つの視点で考えたいと思います。

①家も暑さ・寒さを通さない「服」を着ましょう

エコな家づくりの第一歩は、外壁や屋根・窓などあなたの暮らしを包んでくれる構造自体の「高気密・高断熱」。これは多くの家づくり会社が手がける木造住宅でも、木そのものの断熱性に加え、断熱材などを合わせることで実現できます。

②太陽と風の動きを「デザイン」しましょう

太陽や風は勝手気ままなようでいて、実は地域や季節によって太陽の角度や日照時間・吹く風向きがほぼ決まっています。それを長年熟知し、その動きに合わせて建物の形をつくれるのも、地域に根差した家づくり会社の強み。

この太陽や風の動きを念頭に、間取りや窓の位置を工夫すれば、たとえば「軒の出」デザイン一つで、太陽高度が高い夏は日射を遮り、太陽高度の低くなる冬には、室内の奥まで光が届きます。また暖かい空気は上昇するため、窓の高さも意識することで風の流れをデザインでき、エアコンのように機械的ではない、心地よい風までデザインできるのです。

③材料の出どころまで意識するのが「そろこ流」

最近のオーガニックブームもあって、そろこさんたちもスーパーで食品を買う時に原材料を見たりしませんか? 最近の住宅の世界では、部材や材料加工時のCO2排出量や、その部材を運ぶ運送過程のエコ度までチェックされつつあります。本来オーガニックとは有害物質が含まれていないということだけでなく、生産過程の健全さまで問われるものですが、住宅にもオーガニック度が問われているということですね。

たとえば家づくり会社が多く手がけている木造住宅は、その材料が持続可能であるという点で建てるだけで「エコ住宅」になります。ただ今後は、その供給源である森林まで持続可能な管理が行われているかまでが問われていくことになります。地域材を使う木造住宅が増えていますが、その地域材が出る森林のサスティナブル性についてもぜひ、そろこさんたちに意識していただきたいと思います。

④「ながーく」愛せる家にするためには?

これからの時代は「建てるからには長く住む」。そのためには、家族や年齢の変化に対応できる強さとしなやかさを身につけておきたいもの。耐久性や子供が大きくなったときの可変性、バリアフリーやリフォームのしやすさなど、長く愛せるための配慮が必要です。またなるべく地域で生きてきた既存樹木をそのまま残したり、家で街の緑化のお手伝いができるような外構にしたりして、街の景観と住環境にも寄与できるような家づくりができたらステキです。

⑤仕上げのエコはあなたの暮らし方。

実はエコな住まいにもっとも重要なのは、住まい手の暮らし方です。住まいを長くもたせるためには、住まい手のメンテナンス意識も欠かせませんし、いくら最新のエコ設備を導入しても、暮らしが浪費型ではスマートでありませんよね。電気のつけっぱなし、水の出しっぱなしをしない。コンセントはこまめに抜く。でも「ダメダメ」ルールばかりでなく、お庭やテラスでガーデニングや家庭菜園を親子で思い切り楽しんで、緑や自然の大切さに感謝できるのも戸建だからこその贈り物。

そんなそろこさんの小さなエコ意識の積み重ねが、エコ住宅の最後のひと仕上げをするのではないでしょうか?

2012年1月

LESSON 1
「そろこ流」家づくり前の心構え
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「そろこ流」子育て世代の家づくりとは

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