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LESSON3 「そろこ流」子育て世代の家づくりとは

こんにちは、そろこです。
今回は、女性にとって関心の高い「子育てと家づくり」の関係について。

「頭のよくなる家づくり」も話題になっていますが、
最近の子育て戸建はどんな傾向にあるのでしょうか?
自らもママであるハウジングジャーナリストの河名紀子さんに
そのポイントを聞いてみました。

そろこ

今日のLessonの先生

JHOP 戸建ライフナビ 女性専門家
(株)メディア・ハウジング研究所 ハウジングジャーナリスト
河名 紀子(かわな のりこ)さん

住宅業界紙・誌の記者・編集長を経てハウジングジャーナリスト。
わかりにくい住宅の世界を、「女性・生活者・妻・母」の目線でわかりやすく
親しみやすく情報発信していくことをモットーとしている。

http://www.mh-kawana.com/

子ども部屋って必要?引きこもらない工夫は?

先日出演したラジオ番組でリスナーの方からこんな声が寄せられました。
「小学生の子どもが2人います。今のマンションは狭くて子ども部屋がなく、宿題などはリビングでしていますが、そろそろ個室の子ども部屋を与えるべく戸建に買い替えたほうがいいのかな?と思い始めています」。

子どもが小さいうちは個室の必要性をさほど感じなかったけれど、小学校高学年になって個室の必要性を感じ始めるようになった…こんな声をよく聞きます。こんな時、やはり部屋数が限られがちなマンションよりは戸建のほうが、より複数の子どものライフステージに合わせた部屋づくりにフレキシブルに対応できるといえます。

戸建のプランニングは通常、子ども2人くらいを想定して子ども部屋を2室程度提案するのが一般的。都市部では戸建でも面積が限られる傾向にありますが、自由度の高い注文戸建であれば、LDの中にファミリーワークスペースを設けたり、1階と2階の間に中間階を設けるスキップフロアといった、効率的な空間設計をすることもできます。

一般に、部屋数を多くすると間仕切りが多くなって、かえって狭くなったり工事費も上がってしまうこともあり、最近の「子育て戸建」はとてもオープンなつくり。リビングの壁際に造り付けのカウンターデスクを設置し、子どももママもパパも肩を並べて勉強やパソコンをするといった提案も増えています。こうした小さい頃からパブリックスペースで過ごしたり勉強する習慣が、思春期になっても引きこもりにくい子どもに育てるという研究調査も発表されています。

子育て間取りは「見える化」がカギ

最近何かと話題の「見える化」ですが、「子育て戸建」でも子どもの姿が自然と「見える化」する間取りやプラン、動線が増えています。昨今の引きこもりなどの社会問題を背景に、子どもをできるだけ一人にしない、でも無理やり連れ出してくるわけでもない、ごく自然なちょっとした仕掛けが秘められているように思います。遊び場や子ども同士の交流も減る中、せめて家の中では家族や兄弟姉妹のコミュニケーションを引き出すような間取りプランの試みがなされています。

戸建の場合、1階がLDKなどのパブリックスペース、2階が寝室や子ども部屋などのプライベートスペースといったように分かれることが多いですが、こうしたフロアによるゾーニングがしやすいのも戸建のメリット。子どもながらに1階は家族とコミュニケーションをとるところ、2階は一人で考え事をしたり勉強したりするところといった心理的な切り替えができます。

何かと閉じた社会だからでしょうか、その反動として住宅そのものは「家族に開いた」間取りプランが意識的に増えているような気がします。たとえばLDKは間仕切りのない一続き共有スペースにし、キッチンとリビングを一つにつないだり、大きなダイニングテーブルを置いて、そこで食事はもちろん、趣味やパソコン、宿題やおしゃべりも全部そこで済ませてしまえる、まるでかつての卓袱台スタイルが復活したり。子育てと家づくりの関係を考えると、そこから時代が見えてくるようで面白いですね。

ただ、子育てはいっときのこと。子どもが巣立った後の長い人生をどう暮らすのかも見据えたうえで、家の間取りの可変性も頭に入れておきたいところですね。

2012年6月

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